度量(読み)ドリョウ

デジタル大辞泉 「度量」の意味・読み・例文・類語

ど‐りょう〔‐リヤウ〕【度量】

物差します。転じて、長さと容積
他人言行をよく受けいれる、広くおおらかな心。「度量が広い」
[類語](2器量ひと人柄為人ひととなり人物人格うつわにん人間性品性品格徳性人品

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精選版 日本国語大辞典 「度量」の意味・読み・例文・類語

ど‐りょう‥リャウ【度量】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 度と量。長さと容積。
    1. [初出の実例]「其他度量の制は、英国と同じ」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. 度をはかる物差と量をはかる枡(ます)
    1. [初出の実例]「卿一人。〈掌出納。〈略〉度量。〈謂。丈尺為度也。升斗為量也〉〈略〉諸方貢献雑物事〉」(出典:令義解(718)職員)
    2. [その他の文献]〔周礼‐夏官・合方氏〕
  4. ( ━する ) 物の程度や内容をおしはかること。
    1. [初出の実例]「度量の造作にあらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)授記)
    2. 「敵のふるまいやうすを、度量して」(出典:史記抄(1477)一五)
    3. [その他の文献]〔荀子‐礼論〕
  5. 心の広がり。他の人の言動をうけ入れようとする心構えや性質。
    1. [初出の実例]「真楯度量弘深、有公輔之才」(出典:続日本紀‐天平神護二年(766)三月丁卯)
    2. 「正直な人ではあるが度量の乏しいのが欠点で」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下)
    3. [その他の文献]〔魏志‐衛臻伝〕

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普及版 字通 「度量」の読み・字形・画数・意味

【度量】どりよう(りやう)

はかり。また、すぐれた人柄。〔抱朴子、逸民~弘曠郭(くわいくわく)にして、善く恕し容多し。~宜(むべ)なり、其の布衣(ふい)を以て四に君となること。其の度量、蓋(けだ)し人にぐるり。

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