大肌脱(読み)おおはだぬぎ

精選版 日本国語大辞典 「大肌脱」の意味・読み・例文・類語

おお‐はだぬぎ おほ‥【大肌脱】

〘名〙 着物上半身を脱いで、諸肌(もろはだ)をあらわすこと。
太平記(14C後)一〇「大膚脱(ヲフハダヌギ)に成て、父の頸をうち落て、其の太刀を取直て」

おお‐はだぬ・ぐ おほ‥【大肌脱】

〘自ガ四〙 諸肌(もろはだ)をあらわす。おおはだぬぎになる。
※俳諧・玉海集(1656)序「誹諧のみちをふみしめてより心をはげます事、大はだぬぎてかた時もうむ事なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android