大脇寺跡(読み)だいきようじあと

日本歴史地名大系 「大脇寺跡」の解説

大脇寺跡
だいきようじあと

[現在地名]新城市庭野 大脇

紫雲山と号し、真言宗。本尊薬師如来。平安時代に存在し、富賀ふか寺の記録(富賀寺蔵)に「庭野村紫雲山大脇寺坊中七ケ寺」とあり、七坊を擁する大寺であったが、中世末にはすでに衰えて廃寺となった。現在の地名に仁王門跡におうもんあと坊谷ぼうや小坊寺しようぼうじ貴照堂きしようどうなどがあり、往時をしのばせるにすぎない。七坊の一といわれる曹洞宗大脇山林光りんこう寺が残る。

大脇寺の本尊薬師如来坐像は、林光寺内の薬師堂内(現在は収蔵庫)にあって、あすなろ材の一木造、像高一三〇センチの秀作で、頭部内部に嘉応三年(一一七一)正月一五日、仏師頼与作の墨書銘があり、国指定重要文化財。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 宝形造 眼病 後世

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む