大腿管(読み)だいたいかん(その他表記)femoral canal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大腿管」の意味・わかりやすい解説

大腿管
だいたいかん
femoral canal

筋肉間のすきまとまばらな結合組織によって形成される鼠径靭帯の内縁下方にある管状構造をいう。大腿動・静脈内側にあって,上は大腿輪と呼ばれる腹壁の弱い部分から始り,下は大腿筋膜にできる伏在裂孔という孔にいたり,皮下に通じる。大腿ヘルニア通路となる部位である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android