ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大腿管」の意味・わかりやすい解説 大腿管だいたいかんfemoral canal 筋肉間のすきまとまばらな結合組織によって形成される鼠径靭帯の内縁下方にある管状の構造をいう。大腿動・静脈の内側にあって,上は大腿輪と呼ばれる腹壁の弱い部分から始り,下は大腿筋膜にできる伏在裂孔という孔にいたり,皮下に通じる。大腿ヘルニアの通路となる部位である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by