大萱古窯跡群(読み)おおがやこようせきぐん

日本歴史地名大系 「大萱古窯跡群」の解説

大萱古窯跡群
おおがやこようせきぐん

[現在地名]可児市久々利 大萱

大萱集落南側山麓にある、一六世紀後半から一七世紀を中心とする古窯跡群。黄瀬戸瀬戸黒志野を焼成した大窯としては牟田洞むたぼら(源十郎)窯・窯下かました窯・向林むかいばやし窯・若林わかばやし窯などがあり、それぞれが一―三基からなる。織部を焼いた大窯いわぼら窯、独特の織部を焼いた連房式登窯弥七田やひちだ(八剣招)窯なども含まれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android