大覚寺障壁画(読み)だいかくじしょうへきが

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大覚寺障壁画」の意味・わかりやすい解説

大覚寺障壁画
だいかくじしょうへきが

大覚寺宸殿と正寝殿に描かれた障壁画狩野山楽とその一派による襖絵著名。金碧の『牡丹図』や『紅梅図』のある宸殿は,元和5 (1619) 年東福門院入内の際の建物をのちに移建したとする説が有力。正寝殿では『山水図』や『松鷹図』などの水墨障壁画が,山楽筆と認められる。なお江戸時代の作としては,渡辺始興の手に成る正寝殿の杉戸絵の『耕作図』や,障子腰板絵の『兎図』などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む