大観楼公園(読み)だいかんろうこうえん

世界の観光地名がわかる事典 「大観楼公園」の解説

だいかんろうこうえん【大観楼公園】

中国の雲南省の省都、昆明(こんめい)(クンミン)市内から6km西南にある、面積約0.5haの庭園式公園。園内の木造3階建ての城楼は1690年に創建されたが、火事で焼失し、1866年に再建された。大観楼(見晴らし台)からは、池の全景西山(シーシャン)も一望できる。城楼内部には歴史的文人墨客の題字が多く残されており、清時代に孫髯翁(そんぜんおう)が詠んだ180文字の長聯(ちょうれん)(家の門などに飾る細長い紙に文字を書いたもの)は、「天下第一長聯」と称えられている。公園はその地形によって、近華浦と大観楼片、楼外楼と魯園片、庚園と花圃の3つに区切られている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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