日本歴史地名大系 「大輪沼新田」の解説 大輪沼新田おおわぬましんでん 群馬県:邑楽郡明和村大輪沼新田[現在地名]明和村大輪(おおわ)、館林市上三林町(かみみばやしちよう)東は入(いり)ヶ谷(や)村・大輪村、南は大輪村と下中森(しもなかもり)村・上中森村(現千代田町)、西は萱野(かやの)村(現同上)、北は上三林村。松沢重左衛門谷田川広(ひろげ)伝記(松沢文書)によれば、大輪村の北に大輪沼があり、かつては谷田(やた)川の源であったが、元禄一二年(一六九九)谷田川の川幅を広げ、大輪沼を開墾し、宝永五年(一七〇八)比企長左衛門により検地を受けたという。「邑楽郡町村誌材料」にも同様のことが記され、代官比企氏の検地後幕府領となり、その後一部が旗本渡辺外記の領地となったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by