大道寺繁禎(読み)ダイドウジ シゲヨシ

20世紀日本人名事典 「大道寺繁禎」の解説

大道寺 繁禎
ダイドウジ シゲヨシ

江戸時代末期〜大正期の実業家,政治家 第五十九国立銀行創立者;青森県議会初代議長。



生年
天保15年6月10日(1844年)

没年
大正8(1919)年2月26日

出生地
陸奥国弘前(青森県弘前市)

別名
通称=族之助,号=楸園

経歴
津軽藩最後の家老。維新後、桑やリンゴ栽培を奨励し地域開発に力を尽した。青森県第三大区長を経て、明治11年第五十九国立銀行(青森銀行の前身)を創立し、初代頭取に就任。弘前農具会社社長、弘前電燈会社社長も務めた。一方、政界では保守派の領袖として活躍、12年公選議員による第1回青森県議会初代議長に選ばれる。40年弘前市立図書館長を務めた。歌人としても知られ、「弘前市民の歌」を作詞した。また大正2年陸奥史談会会長となり郷土史界にも貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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