大道易者(読み)だいどうえきしゃ

精選版 日本国語大辞典 「大道易者」の意味・読み・例文・類語

だいどう‐えきしゃ ダイダウ‥【大道易者】

〘名〙 大道に出て往来の人を客とする易者。大道占い
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「鈴木君の顔を、大道易者の様に眤(じっ)と見詰めて居る」

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デジタル大辞泉 「大道易者」の意味・読み・例文・類語

だいどう‐えきしゃ〔ダイダウ‐〕【大道易者】

道路上に店を出して、占いをする易者。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大道易者の言及

【易者】より

…後には人相見と八卦見の区別はなくなり,庶民相手に街頭などで人相・手相・家相・剣相・墨色見・方位などを占うようになった。いわゆる大道易者である。江戸の町のつじつじにはこうした易者,八卦見が多かったという。…

※「大道易者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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