日本歴史地名大系 「大野部村」の解説 大野部村おおのべむら 岡山県：阿哲郡哲西町大野部村[現在地名]哲西町大野部現哲西町の南部に位置し、東は青木（あおき）峠越えで結ばれる蚊家（こうのいえ）村（現哲多町）、北は八鳥（はつとり）村、西は下大野部（しもおおのべ）村、南は長松寺（ちようしようじ）山を挟んで西山（にしやま）村（現川上郡備中町）。当地を上野部（かみのべ）、下大野部を下野部と通称する。集落は野原（のばら）・生木（はえぎ）・頼重（よりしげ）・本（もと）・日の本（ひのもと）など大野部川流域に点在。中世には下大野部村とともに野辺（のべ）郷と称した。永享元年（一四二九）一二月二日の惣社宮造営帳写（池上文書）によると「国衙御領」野辺郷は棟別一間につき二〇文を課せられている。また吉備津神社の流鏑馬料足納帳によると、康正三年（一四五七）「のへ」では二貫五〇〇文を納めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
