日本歴史地名大系 「大金村」の解説 大金村おおがねむら 栃木県:那須郡南那須町大金村[現在地名]南那須町大金中之内(なかのうち)村の南、荒(あら)川右岸段丘上に位置する。東は東原(とうばら)村、西は田野倉(たのくら)村。慶長七年(一六〇二)大田原晴清が加増された所領のうちに当地など四所で八〇〇石があり(「大田原藩領知覚書」伊藤安雄文書)、以後大田原藩領で幕末に至る。慶安郷帳では田高六〇石余・畑高四七石余。元文二年(一七三七)中之内村を分村したと伝えるが、すでに元禄郷帳では同村は別記され、当村の高五〇石余。西の溜の造成、隅(すみ)川からの取水による灌漑が行われるようになり、水田開発も盛んとなった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報