大釜(読み)おおがま

精選版 日本国語大辞典 「大釜」の意味・読み・例文・類語

おお‐がまおほ‥【大釜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おおかま」とも )
  2. 大型の釜。
    1. [初出の実例]「郭巨(くっきょ)が堀出し金の大釜(カマ)あれにて食(めし)も焼(たか)れまじ」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)三)
  3. 年をとった男娼
    1. [初出の実例]「大釜は後ろの家へよく売れる」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大釜の言及

【乳頭温泉郷】より

…秋田県東部,仙北郡田沢湖町にある温泉群。烏帽子(えぼし)岳(乳頭山,1478m)西斜面を下る先達(せんだつ)川上流の谷間にあり,鶴ノ湯,黒湯,孫六湯,蟹場(がにば),大釜,妙ノ湯の6温泉からなる。泉質は硫化水素泉,硫黄泉,単純泉などで,泉温は60℃前後が多く,湧出量はいずれも豊富である。…

【甌穴】より

…河床や海岸で,硬い岩石の露出している場合に岩盤の表面に生じるほぼ円形の穴。かめ穴,大釜,ポットホールともいう。穴の大きさや深さは大小さまざまで,数cmから数mに及ぶものまである。…

※「大釜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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