大門口(読み)おおもんぐち

精選版 日本国語大辞典 「大門口」の意味・読み・例文・類語

おおもん‐ぐちおほモン‥【大門口】

  1. 〘 名詞 〙 遊郭入り口の門のところ。特に、江戸新吉原の入り口。
    1. [初出の実例]「日本土堤(づつみ)を通りつつ、音に聞えし新吉原、大門口にぞ着きにけり」(出典仮名草子・元の木阿彌(1680)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大門口の言及

【高野山】より

… 明治維新前後の廃仏毀釈の影響と,1872年(明治5)の女人禁制解除による混乱を乗り越えた高野山は,明治末期から復興が進み,町家,商家が急増し,89年に高野村(1928町制)が成立,寺院と僧侶による運営は在家による村の行政に移った。
[堂塔]
 高野山は全山が曼荼羅世界に擬せられたのであるが,それに外界から通じる七つの入口を〈高野七口〉と称し,主要なものは西の大門口,北の不動坂口(女人堂口),東の奥之院口である。高野山の西端には一山全体の総門である大門がある。…

※「大門口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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