最新 地学事典 「大雄院圧砕花崗岩」の解説
だいおういんあっさいかこうがん
大雄院圧砕花崗岩
Daiouinn sheared granite
茨城県の日立鉱山周辺に広く分布する圧砕性花崗岩。カンブリア紀のジルコンU-Pb年代(約491Ma:貫入年代,T.Sakashima et al., 2003)が報告されており,カンブリア紀の赤沢層に貫入し,前期石炭紀の大雄院層に不整合に覆われる。また,前期白亜紀の阿武隈花崗岩類の一つである入四間花崗閃緑岩に貫入されている。変形の強い部分では緑色片岩様の外観を呈するが,変形の弱い部分ではプロトマイロナイト〜マイロナイトとなっており,原岩であるトーナル岩の組織を残す。日立変成岩類と共に前期白亜紀の変成作用を被っている。
執筆者:高橋 浩
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

