天井を抜く(読み)てんじょうをぬく

精選版 日本国語大辞典 「天井を抜く」の意味・読み・例文・類語

てんじょう【天井】 を 抜(ぬ)

  1. 思う存分に事を行なう。また、限度やとめどのないさま、はめをはずすさまにもいう。
    1. [初出の実例]「焚よ焚よの声々は天井抜(ヌ)いての高なし喚き」(出典浄瑠璃猿丸太夫鹿巻毫(1736)一)
  2. 公然と事を行なう。おおっぴらにその事をする。
    1. [初出の実例]「妻敵(めがたき)討って腹を癒(い)よ、我は又返り討、天井抜いて女夫になる」(出典:浄瑠璃・三浦大助紅梅靮(1730)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android