天徳院門前(読み)てんとくいんもんぜん

日本歴史地名大系 「天徳院門前」の解説

天徳院門前
てんとくいんもんぜん

[現在地名]金沢市石引いしびき一―二丁目・小立野こだつの四―五丁目・宝町たからまち

小立野新こだつのしん町の北東に位置する曹洞宗天徳院の門前地。寛文一一年(一六七一)南東上野うえの村と境争論を起こしている(改作所旧記)。天徳院の下馬腰掛所があったので下馬先げばさきとも称する。鎮守白山の祠堂があり、祭を下馬の祭とよんだ(金沢古蹟志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報