天文密奏(読み)てんもんみっそう

精選版 日本国語大辞典 「天文密奏」の意味・読み・例文・類語

てんもん‐みっそう【天文密奏】

  1. 〘 名詞 〙 天変があるとき、陰陽寮天文博士がそれを占断しその結果を記録して、密封し奏聞すること。〔新儀式(963頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の天文密奏の言及

【天文道】より

…異変は密封して奏上された。これを天文密奏という。平安時代中期以降,天文道は陰陽道とともに安倍氏(土御門家)の世襲となり,明治維新に至った。…

※「天文密奏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android