占断(読み)センダン

デジタル大辞泉 「占断」の意味・読み・例文・類語

せん‐だん【占断】

[名](スル)
うらないによって物事判断すること。
ことごとく占有すること。
「断髪連中観棚さじきを―す」〈服部誠一・東京新繁昌記

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精選版 日本国語大辞典 「占断」の意味・読み・例文・類語

せん‐だん【占断】

  1. 〘 名詞 〙
  2. うらなって物事をきめること。うらないによる判断。
    1. [初出の実例]「『雇へば吉なり』と得たといふ占断に、背広の先生は執着してゐたのかもわからない」(出典:吉凶うらなひ(1951)〈井伏鱒二〉)
  3. ことごとく占有すること。
    1. [初出の実例]「占断哦松地。蕭然隠几時」(出典:雲壑猿吟(1429頃)題画)
    2. 「明日は一六、断髪連中観棚(〈注〉さじき)を占断す」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉四)
    3. [その他の文献]〔白居易‐題孤山寺山石榴花示諸僧衆詩〕

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普及版 字通 「占断」の読み・字形・画数・意味

【占断】せんだん

占有する。

字通「占」の項目を見る

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