天然保湿因子(読み)テンネンホシツインシ(その他表記)natural moisturizing factor; NMF

デジタル大辞泉 「天然保湿因子」の意味・読み・例文・類語

てんねん‐ほしついんし【天然保湿因子】

エヌ‐エム‐エフ(NMF)

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関連語 エフ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天然保湿因子」の意味・わかりやすい解説

天然保湿因子
てんねんほしついんし
natural moisturizing factor; NMF

皮膚表面の角質層の中にある物質で,水分を保つ重要な働きがある。一つの決まったある物質を指すのではなく,約 20種類ほどの物質の総称赤ちゃんの肌がみずみずしいのは NMFが多いからだが,年齢とともに失われていくため同じ働きを持つ化粧品などで補うとよい。最近注目されているヒアルロン酸コラーゲン (NMF成分ではない) などの保湿剤は,グリセリンに比べ4~5倍の水分保持力がある。

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