ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保湿剤」の意味・わかりやすい解説 保湿剤ほしつざい 皮膚の角質層の水分を保持し,肌の柔軟性や弾力性を維持する効果のある成分。グリセリンやプロピレングリコールなどは従来から化粧品に使われてきた保湿剤だが,人間の角質層に存在している天然保湿因子 (ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター) や真皮層にある保湿成分が使用されることが多くなってきている。特に,真皮の成分であるコラーゲン,エラスチンなどの蛋白質やムコ多糖類のヒアルロン酸は水分を保持し,皮膚の弾力性を維持して肌のたるみやしわを予防する効果のあるものとして注目され,美容液やクリームなどに盛んに使われるようになってきている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by