天然固形ビチューメン(読み)てんねんこけいビチューメン

最新 地学事典 「天然固形ビチューメン」の解説

てんねんこけいビチューメン
天然固形ビチューメン

natural solid bitumen

石油に由来する固形・半固形の暗褐~黒色の天然生成物の総称。石油から揮発性成分が散逸し,濃縮・酸化・縮重合などの複雑な化学変化を受けた変成物。化学組成は複雑。パラフィン系とアスファルト系に大別。パラフィン系天然固形ビチューメンは大分子量のパラフィンを主成分とする臭蠟ろう(地蠟,ozokerite)とハッチェタイト(hatchettite)などの鉱蠟(mineral wax)。アスファルト系天然固形ビチューメンは変成度によって,天然アスファルト・アスファルタイトアスファルト系パイロビチューメンに分類。変成の進行とともに,分子量が増大,固定炭素量が増加,溶解度は減少。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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