天王如来(読み)テンノウニョライ

デジタル大辞泉 「天王如来」の意味・読み・例文・類語

てんのう‐にょらい〔テンワウ‐〕【天王如来】

提婆達多だいばだった未来に悟りを開いて仏となる時の名。

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精選版 日本国語大辞典 「天王如来」の意味・読み・例文・類語

てんのう‐にょらいテンワウ‥【天王如来】

  1. 仏語。欲界六天の最下天の王。悪業深い提婆達多(だいばだった)が未来に悟りを開いて仏となるときの称。「法華経提婆達多品」で説く。
    1. [初出の実例]「遂には天王如来の記(きべつ)に預り」(出典平家物語(13C前)一一)
    2. [その他の文献]〔法華経‐提婆達多品〕

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