天神ぞ(読み)テンジンゾ

デジタル大辞泉 「天神ぞ」の意味・読み・例文・類語

天神てんじん

天神に誓って、の意》誓いの語。たしかに。まったく。神かけて。
「―よそへ参るまい」〈虎明狂・箕被

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天神ぞ」の意味・読み・例文・類語

てんじん【天神】 ぞ

  1. ( 天神に誓っての意 ) 自分行動、ことば、考え、判断などが確かであることを強調する時に用いる。たしかに。ほんとに。ちかって。かならず。
    1. [初出の実例]「此上はもどっておくりゃれ、天神ぞよそへまいるまひ」(出典:虎明本狂言・箕被(室町末‐近世初))

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