太・肥(読み)ふとる

精選版 日本国語大辞典 「太・肥」の意味・読み・例文・類語

ふと・る【太・肥】

〘自ラ五(四)〙
① 太くなる。肥えて大きくなる。肥える。
(イ) 人体に肉がついてふくらむ。肥満する。
※枕(10C終)一四九「法師のふとりたる」
(ロ) 一般に物が成長して大きくなる。
古本説話集(1130頃か)五一かしらの毛ふとりて、怖ろしきこと限りなし」
② 物が多くなる。金や品物がふえて豊かになる。
当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉一「身代が太るほど活計向(くらしむ)きを細くさるるは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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