太陽系外惑星探査(読み)たいようけいがいわくせいたんさ(その他表記)exploration of neighboring planetary systems

知恵蔵 「太陽系外惑星探査」の解説

太陽系外惑星探査

太陽系の外に地球型の固体表面を持つ惑星を探す課題は、地球の外に生命を探す課題と共に大きな注目を集めている。太陽系内で地球以外に生命を宿している可能性を持つ天体は、火星以外では、木星の衛星エウロパ、土星の衛星タイタンの2つだけ。NASA(米航空宇宙局)を中心として探査計画を検討中。また太陽系外には、恒星を回る惑星がすでに130個以上発見されてはいるが、いずれも木星型の巨大ガス惑星で、生命の存在の可能性は少ないと思われている。そこで地球型の惑星を太陽系外に発見する努力も、NASAのTPF(地球型惑星発見衛星)計画として検討されている。これはいずれ太陽系外の知的生命探しに直結するもので、大きな期待がかけられている。中でも、「オシリス」という名前の太陽系外惑星には、大気中に酸素炭素が存在し、急激な蒸発を起こしていることがハッブル宇宙望遠鏡によって観測され、注目を集めている。

(的川泰宣 宇宙航空研究開発機構宇宙教育センター長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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