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土星 どせい Saturn

翻訳|Saturn

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

土星
どせい
Saturn

太陽系の内側から 6番目の惑星木星型惑星の一つで,濃密な還元性大気に包まれている。太陽からの距離は近日点で 13億4703万km,遠日点で 15億880万kmで,軌道の離心率は 0.056。

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知恵蔵2015の解説

土星

木星の外側を回る第6惑星で、環(輪)を持つ。木星に次ぐ巨大ガス惑星。半径は地球の9.4倍、質量は95倍。自転周期は10時間39分と短く、木星と同様に、激しい大気の流れが赤道に平行な縞模様を作る。環は数百本の細い環の集まりで、所々に空隙(くうげき)が見られる。環は小さな固体粒子で構成され、土星の潮汐力で破壊された衛星か、土星に捕らえられた彗星の破片と考えられる。環は極めて薄く、地球から見て真横になった時には全く見えなくなる。衛星は56個確認され、不確実なものを含めると59個になる。最大のものはタイタンで水星とほぼ同じ大きさ。厚い窒素の大気を持ち、表面にはエタンメタンの海が存在すると考えられている。1997年に打ち上げられた探査機カッシーニ/ホイヘンスは2004年7月に土星周回軌道に入り、05年1月にはホイヘンスが衛星タイタンに軟着陸した。タイタンの表面には川や湖の跡のような地形が見られ、それらは液体メタンの流れで形成されたと考えられる。大気中に過去の火山活動を示唆する成分が見つかり、かつて水の氷やアンモニアを噴出する「火山活動」があったと考えられる。

(土佐誠 東北大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ど‐せい【土星】

Saturn太陽系の6番目の惑星。太陽との平均距離14億2940万キロ。公転周期29.458年、自転周期0.444日。淡黄色で最大光度マイナス0.5等。木星に次ぐ大きな惑星で、赤道半径6万キロ、質量は地球の95.16倍。比重は0.7で惑星中最小。赤道の周囲に細かい粒子からなる数千本の環があり、60個以上の衛星をもつ。サターン
[補説](おもな衛星)ミマスエンケラドゥステティスディオーネレアタイタンヒペリオンイアペトゥスフェーベヤヌスエピメテウスヘレネテレストカリプソアトラスプロメテウスパンドラパンユミルパーリアクタルボスイジラクスッツングルキビウクムンディルファリアルビオリックススカティエッリアポシアルナクスリュムルナルビメトネパレネポリデューシスダフニスエイギルベビオンベルゲルミルベストラファルバウチフェンリルフォルニョートハチヒュロッキンカリロゲスコルスルツルアンテヤルンサクサグレイプタルケク

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百科事典マイペディアの解説

土星【どせい】

太陽系の第6惑星。太陽との平均距離14億2700万km(9.5天文単位),公転周期29.5年,平均極大光度−0.4等で淡黄色。赤道半径6万300km,極方向に扁平(扁率0.1で惑星中最大)。
→関連項目ボエジャー

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占い用語集の解説

土星

山羊座の支配星。水瓶座の副支配星。古代ローマ神話サトゥルヌスから命名。土星は肉眼で見える、もっとも太陽から離れた天体。土星は制限の星ともいわれ、現実化、絞り込みなど、人生における厳しさを我々に投げかけるとされる。また土星の配置しているサインハウスによって、その個人の苦手分野が示されるとされる。

出典|占い学校 アカデメイア・カレッジ
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世界大百科事典 第2版の解説

どせい【土星 Saturn】

軌道半長径=9.5549天文単位離心率=0.0555 軌道傾斜=2゜.489太陽からの距離 最小=13.50×108km 平均=14.29×108km 最大=15.08×108km公転周期=29.457年 平均軌道速度=9.65km/s会合周期=378.1日 赤道半径=6万0268km体積=755(地球=1) 質量=95.16(地球=1)平均密度=0.69g/cm3自転周期=0.444日 赤道傾斜角=26゜.73アルベド=0.47 極大光度=-0.5等赤道重力=0.94(地球=1) 脱出速度=35.48km/s太陽系の第6惑星。

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大辞林 第三版の解説

どせい【土星】

太陽系の第六惑星。ガリレオの発見以来、周囲に環をもつことが知られている。太陽からの距離は14.294億キロメートル。公転周期29.46年。自転周期0.444日。赤道半径6万キロメートル。質量は地球の95.16倍。比重約0.7。極大時の明るさはマイナス0.5等。五九個の衛星が発見されている(2006年現在)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

土星
どせい
Saturn

太陽系の惑星。八惑星のうち、太陽から第6番目の距離にあり、木星の外側を公転している。土星は、ヨーロッパではローマ神話の主神ユピテルジュピターJupiter=木星の英語名)の父にあたるサトゥルヌス(サターン)の名が与えられており、中国では鎮星(ちんせい)とよんだ。
 太陽からの平均距離は9.5549天文単位(14億2940万キロメートル)、公転周期29.458年、軌道の離心率は0.0556、黄道面に対する傾斜角は2.488度である。土星の赤道半径は6万キロメートルで地球の9.4倍、体積は地球の745倍であるが、質量は地球の95.16倍しかなく、平均密度は0.70、赤道重力は地球の0.95倍である。
 土星は、太陽系では木星に次いで2番目に大きい惑星であり、いわゆる木星型惑星に属するが、地球からの距離も遠く、公転周期もかなり長いため天球上の動きも緩やかであり、火星や木星のようには目だたない。極大光度はマイナス0.5等であるが、有名な環(わ)の傾きによって衝(しょう)のころの明るさは約1等級も変化する。
 土星の赤道面は軌道面に対して26.7度傾いており、その環も正しく赤道面に一致している。表面には赤道に沿って淡い縞(しま)模様が見られるが、鮮明な斑点(はんてん)が見られることはまれである。自転周期を求めるのは容易でないが、10時間14分(赤道付近)ないし10時間38分(高緯度地方)とされている。一方、土星からの電波の周期変化からは10時間39.4分という値が得られている。
 大気中には古くから分光観測によってメタンとアンモニアが存在することが知られているが、アンモニアは木星に比べて著しく少ない。これは、土星の表層が木星より低温であり、氷結しているためと考えられる。
 土星についての詳細な情報は、アメリカの惑星探査機パイオニア11号(1979)、ボイジャー1号(1980)、同2号(1982)などによって得られた。
 土星の本体は木星とよく似ているが、表面の縞や渦流などは木星ほど目だたない。しかしボイジャーの写真ではかなり激しい雲の流れや渦などが見られた。土星は質量が木星の3分の1たらずであり、内部の温度、圧力などもかなり小さく、金属状水素の中心核なども小さいと考えられる。探査機が測定した磁場が予想より弱かったこともこれを物語っている。また土星の磁気圏は木星に比べて整った形をしており、磁気軸も自転軸に一致している。
 土星の環は、1656年オランダのホイヘンスによって確認されて以来、望遠鏡の発達とともにしだいに詳しく観測され、外側からA環、B環、C環の三つに分かれていることが明らかにされ、B環がもっとも明るく、A環がこれに次ぎ、C環は淡く半透明に見えるところから「ちりめん環」などともよばれた。また1969年にはもっとも内側にD環の存在が知られた。またA環とB環の間には明瞭(めいりょう)な暗いすきまがあって、カッシーニの空隙(くうげき)とよばれ、またA環の中にもエンケの空隙とよばれるすきまが見える。A環の外側の半径は土星半径の2.26倍に達し、またA環の外側からC環の内側までの幅は計6万3000キロメートルもある。これらの環は土星の1公転中にしだいにその傾きを変え、もっとも傾いた状態と水平の状態が2回ずつおこる。水平に見えるころは細い直線状に見えるが、一時期は大望遠鏡でもまったく見えなくなるところから、その厚さはきわめて薄いものと考えられてきた。また、これらの環が土星を巡る細かい粒子の群であることは理論的に、また分光観測によっても確かめられていた。惑星探査機は環の構造を格段に詳査し、解明した。パイオニア11号はA環の外側に細いF環を発見し、ボイジャー1号・2号はさらに外側に細いG環と、淡く幅広いE環などを確認した。またA・B・C環などが数千本に及ぶ細い環の集まりであることを解明した。これらの環をつくる粒子もおおむね数センチメートルから数メートル程度の氷塊であることが測定された。
 土星には、1655年にホイヘンスが発見したチタン(明るさは8等級)ほか8個の衛星の存在が望遠鏡観測で知られていた。ところが1980年に、環が水平になった際の地上観測とボイジャー探査機の観測により、さらに8個が確認された。ボイジャーはそのほかにも未確認の数個を観測している。
 衛星の表面や性質についても多くの情報が得られた。太陽系内の衛星では木星のガニメデに次いで大きいチタン(半径2575キロメートル)については、地上観測でもメタンの大気の存在が知られていた。ボイジャー探査機は、その大気が窒素を主成分とし、表面気圧1.6気圧にも及ぶものであることを明らかにした。しかし表面は茶褐色の霞(かすみ)に覆われて観測はできなかった。土星の他の衛星であるレア、ディオネ、テチス、エンケラドゥスなどの表面には多くのクレーターの存在が確かめられ、なかでもミマスにはミマスの直径の3分の1にも相当する大クレーターが見られた。これら土星の衛星はいずれも密度が小さく、大部分は氷でできていると考えられる。
 なお、環の粒子の分布が衛星の引力に支配されていることは以前から知られていたが、新しく発見された小衛星は、その運動が力学的に興味深いものが多い。2個の小衛星が細い環の両側にあって、環の粒子を制御している「羊飼(ひつじか)い衛星」や、ごく接近した軌道を回っていて互いに接近すると交互に軌道を乗り換える一対の衛星、他の衛星と同一軌道上でその前方あるいは後方約60度に位置して、三体問題のいわゆる正三角形解に相当するものもある。[村山定男]

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世界大百科事典内の土星の言及

【大気】より

…火星のオゾン量は地球のオゾン量の1%以下にすぎないが,季節変化は大きく,冬は夏の100倍に達する。木星型惑星の木星土星の大気の主成分は約85%の水素分子と約15%のヘリウムで,他に微量成分としてメタン,アンモニアがある。表面温度は-120℃以上,上空にゆくにつれて気温は下がり,-160℃くらいの極小に達してからその上空では昇温し,熱圏では730℃をこえる。…

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