奇くも(読み)くしくも

精選版 日本国語大辞典 「奇くも」の意味・読み・例文・類語

くしく‐も【奇も】

  1. 〘 副詞 〙 ( 形容詞くし」の連用形助詞「も」の付いてできたもの ) 偶然にも。ふしぎにも。あやしくも。奇怪にも。
    1. [初出の実例]「隆弘と環との間に奇(ク)しくも縁の糸の結ばれて」(出典:己が罪(1899‐1900)〈菊池幽芳〉中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 副詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android