奈胡村(読み)なごむら

日本歴史地名大系 「奈胡村」の解説

奈胡村
なごむら

[現在地名]小浜市奈胡

羽賀はが村の北東てんじよう山の東山裾に位置し、東は山を隔てて熊野くまの村。中世国富くにとみ庄に属した。村名は永享四年(一四三二)一〇月の山王大権現鎮座記(羽賀寺文書)に「国富庄奈胡村」とみえる。

元和六年(一六二〇)頃、志積しつみ山を借受け志積浦に山手年貢を納めていた。安倍家文書に「如先年壱年ニ付而中郡升壱石壱斗の内、六斗ハ殿様へすくに相立申候、残而五斗ハ志積浦惣中へ立申候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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