奈良暦(読み)ならごよみ

精選版 日本国語大辞典 「奈良暦」の意味・読み・例文・類語

なら‐ごよみ【奈良暦】

  1. 〘 名詞 〙 大和国奈良県奈良で発行された暦。やまとごよみ。
    1. [初出の実例]「大和奈良暦一部」(出典:本光国師日記‐寛永九年(1632)一〇月一八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の奈良暦の言及

【暦】より

…他の地方の暦は小冊子ふうの綴暦であるが,伊勢暦はたたまれた折暦であった。
[南都暦]
 奈良の陰陽師が出版し,奈良暦とも呼ばれる。歴史は古く15世紀にまでさかのぼる。…

【南都暦】より

…奈良の暦師により頒行された暦。奈良暦,あるいは南京暦ともいう。奈良の暦師はすべて陰陽師で宝暦や寛政の改暦ころは14家であったことが知られている。…

※「奈良暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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