奈良油煙(読み)ならゆえん

精選版 日本国語大辞典 「奈良油煙」の意味・読み・例文・類語

なら‐ゆえん【奈良油煙】

  1. 〘 名詞 〙 奈良で製する製墨用の油煙。また、その油煙でつくった墨。最も上等とされる。
    1. [初出の実例]「杏梨煎被所望候間下之、又奈良油煙二丁下之候了」(出典:言継卿記‐天文一一年(1542)二月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android