奥古閑村
おくこがむら
[現在地名]天明町奥古閑
天明新川北岸の水田地帯にあり、東と北は銭塘村、西は中沖村・北沖村に接する。明徳五年(一三九四)二月六日の野嶽別当聡祐宛行状(渋谷氏所蔵文書)に、応永四年(一三九七)三月二一日「奥古閑村土師仕始候人数廿弐人」の書入れがある。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳では田方八六町六反一畝・畠方三一町一反余、分米一千二九六石余とある。同一二年の検地帳では田一二三町六畝余、うち上田一一九町四反九畝余、上畠五一町八反五畝余、屋敷六町四反九畝余、分米二千六三石余で、家数一九〇、男二二一・女一七五、牛三九で、蜜柑木一二がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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