如何しい(読み)イカガシイ

デジタル大辞泉 「如何しい」の意味・読み・例文・類語

いかが‐し・い【如何しい】

[形][文]いかが・し[シク]《「いかが」の形容詞化
どうであろうかと疑われる。不安だ。いかがわしい。
「アマリ―・イカライタシマセン」〈和英語林集成
内々ないないのことを、他人中ひとなかたづね申すも―・い」〈人・梅児誉美・四〉
あまり感心しない。
「これは関東麻とて名物真苧まを、―・しくは候へども」〈浄・堀川波鼓

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精選版 日本国語大辞典 「如何しい」の意味・読み・例文・類語

いかが‐し・い【如何】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]いかが〘 形容詞シク活用 〙 ( 「いかが」を形容詞化したもの )
  2. 疑わしい。おぼつかない。不安である。
    1. [初出の実例]「いかかしくおもひとがむべき人なども候はず候」(出典:御伽草子・一本菊(室町時代物語大成所収)(室町末))
  3. よくない。見苦しい。どうかと思われる。
    1. [初出の実例]「是は如何しうござりますれども、此金子をあげまする」(出典:歌舞伎・小栗十二段(1703)二)

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