妹が手を(読み)いもがてを

精選版 日本国語大辞典 「妹が手を」の意味・読み・例文・類語

いも‐が‐て‐を【妹手を】

  1. 恋人の手を取る意で、「とる」と類音を含む地名取石(とろし)の池」にかかる。
    1. [初出の実例]「妹手呼(いもがてヲ)取石の池の波の間ゆ鳥が音異(け)に鳴く秋過ぎぬらし」(出典万葉集(8C後)一〇・二一六六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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