妹が目を(読み)いもがめを

精選版 日本国語大辞典 「妹が目を」の意味・読み・例文・類語

いも‐が‐め‐を【妹目を】

  1. 恋人の目を早く見たい(早く会いたいの意)の意で、「とく見る」(早く見るの意)と類音を含む地名「とみの崎」にかかる。「目」は顔の代表であり、顔を見る、会うことを「目を見る」という。地名「跡見之崎」は所在不明。また、別に、恋人に会いたいの意で「妹が目を見まく欲(ほ)り」とことばを続けて、同音で「堀江」を引き起こす序詞として使った例も、「万葉集」にある。
    1. [初出の実例]「妹目乎(いもがめを)跡見(とみ)の崎の秋萩はこの月ごろは散りこすなゆめ」(出典:万葉集(8C後)八・一五六〇)

妹が目をの補助注記

原文「跡見」を古写本によって「始見」として「みそめ」と訓み、女性を見そめる意でつづくとする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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