妻木徳一(読み)ツマキ トクイチ

20世紀日本人名事典 「妻木徳一」の解説

妻木 徳一
ツマキ トクイチ

昭和期の化学者 九州大学名誉教授。



生年
明治32(1899)年11月15日

没年
昭和50(1975)年4月4日

出生地
山口県

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部化学科〔大正12年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和14年〕

主な受賞名〔年〕
日本化学会賞〔昭和28年〕「側価環化合物の研究

経歴
大阪高等学校教授などを経て、昭和14年九州帝大教授に就任。36年九州工業大学学長となった。37年名誉教授、47年福岡工業大学学長。有機錯塩の研究に業績がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「妻木徳一」の解説

妻木徳一 つまき-とくいち

1899-1975 昭和時代の化学者。
明治32年11月15日生まれ。昭和14年九州帝大教授。のち九州工業大学長をつとめた。有機錯化合物の研究で知られ,28年日本化学会賞を受賞。昭和50年4月4日死去。75歳。山口県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の妻木徳一の言及

【サルコミン】より

N,N′‐エチレンビス(サリチリデンアミナト)コバルト(II)の通称。1933年P.ファイファー,妻木徳一らが合成し,空気中で黒褐色に変色することを報告,38年妻木がこの変色は酸素の吸収によることを発見した。その後,酸素担体としての性質がM.カルビンやH.ディールらによって詳細に研究された。…

※「妻木徳一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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