始末におえない(読み)しまつにおえない

精選版 日本国語大辞典 「始末におえない」の意味・読み・例文・類語

しまつ【始末】 に=おえない[=ゆかぬ]

処理できない。手がつけられない。手におえない。
人情本花鳥風月(1830‐44頃)四中「何にしてもお潮さんの在所(ありか)が知れねえと云ふので始末に終へねえ」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉三「どうも始末(シマツ)に終(オ)へない」

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