姑臧(読み)コゾウ

精選版 日本国語大辞典 「姑臧」の意味・読み・例文・類語

こぞうコザウ【姑臧】

  1. 中国、漢代の地名。現在の甘粛省武威県にある。涼および唐初の李軌等が都を置き、涼州ともいい、唐代吐蕃(とばん)の地となった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の姑臧の言及

【涼】より

…通称は前涼。甘粛地方は前漢の武帝がいわゆる河西四郡を置いて以来,中国と西域とを結ぶ交通路に,敦煌,酒泉,張掖(ちようえき),武威(姑臧(こぞう))などのオアシス都市が発達した。それらは周辺に波及してゆく中国文化の西方における基地でもあった。…

※「姑臧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む