精選版 日本国語大辞典「後涼」の解説
あと‐すずみ【後涼】
〘名〙 近世、京都祇園町のくるわことば。陰暦六月一八日から(期間不定)の納涼の称。芸妓の練り物などがあってにぎわった。六月七日(のちには六日)から一四日までの祇園会の期間を大涼みと呼ぶのに対する。六月七日から一八日までにぎわう四条河原の夕涼みは、一般には単に「涼み」と呼び、「あとの涼み」とは別。
※洒落本・くたまき綱目(1761)水辺之詞「床(ゆか)。川(かは)。床几(せうぎ)。跡涼(あとすずみ)」
あと‐の‐すずみ【後涼】
ご‐りょう ‥リャウ【後涼】
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