姥ヶ榎木町(読み)うばがえのきちよう

日本歴史地名大系 「姥ヶ榎木町」の解説

姥ヶ榎木町
うばがえのきちよう

上京区上立売通浄福寺西入二丁目下ル

東西に通る上立売かみたちうり通と五辻いつつじ通の間。南北に通る浄福寺じようふくじ通から二筋西の通りを挟む両側町。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「姥ゑの木丁」とあり、以後町名・町域はほとんど変わらないが、「坊目誌」に「又此町を花山ノ辻子と云ふ。近世図に見ゆ、縁由詳ならず」とある。町名由来はうば東西とうざい町と同じ。姥ヶ榎町文書によれば、明和四年(一七六七)の沽券帳で町の東側に一三軒、西側に一六軒の家があり、会所は西側南端にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android