うば

精選版 日本国語大辞典 「うば」の意味・読み・例文・類語

う‐ば

  1. ( 推量助動詞「う」に接続助詞「ば」の付いたもの ) 仮定条件を表わす。…であるならば。…ならば。近世前期の用法
    1. [初出の実例]「ござりませうばうたはしゃれませい」(出典:狂言記・舟ふな(1660))
    2. 「云ふ事があらうば、ここも離して、心を静めていはしゃれ」(出典:歌舞伎・好色伝受(1693)上)

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飲み物がわかる辞典 「うば」の解説

ウバ【Uva】


紅茶銘柄一つで、スリランカ・セイロン島南東部のウバ州に産するもの。水色(すいしょく)は澄んだ深紅で、メンソールのような爽やかな香りと渋みのある力強い味わいが特徴。代表的な高級銘柄で、インド産のダージリン、中国産のキーマンと並び、世界三大銘茶の一つに数えられる。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のうばの言及

【さばに】より

…鹿児島県の吐噶喇(とから)列島から南,南西諸島の各地で使われていた刳(くり)舟。奄美大島ではウバ,徳之島ではイグリブネともいっていた。大きさは多様であるが,通常は長さ4.5mくらいのもので,古くは松材で造り,近代に入ってからは主として杉材で造っていたが,しだいに板舟に変わり,現在完全な刳舟は博物館でしか見られない。…

【湯葉】より

…豆乳を加熱して得られるもので,中国では豆腐皮(トウフーピー),腐皮(フーピー)という。鎌倉期に禅僧が製法を伝えたものらしく,室町初期の《遊学往来》などに〈豆腐上物(とうふのうわもの)〉として現れ,やがて〈とうふのうば(豆腐姥)〉,略して〈うば〉と呼ばれるようになった。〈ゆば〉は〈姥〉のなまりで,表面にしわがよっているための称だ,と山東京伝はいう。…

※「うば」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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