最新 地学事典 の解説
あいらティーエヌテフラ
姶良Tnティーエヌテフラ
Aira-Tn tephra
本テフラは南九州姶良カルデラから約30,000年BP(Sumith et al., 2013)に噴出した降下軽石(大隅降下軽石),火砕流堆積物(妻屋・入戸(いと)火砕流)および火砕流と同時の降下火山灰(狭義の姶良Tn火山灰)を指す。ATと略記。降下火山灰は,日本列島とその周辺を覆う世界有数の広大な分布域をもち,旧石器編年,最終氷期の地形地質,気候史研究に欠くことのできない鍵層である。フェロハイパーシン斑晶を随伴する流紋岩質の透明なバブル型ガラスを特徴的に含む。参考文献:町田洋ほか(2003) 新編『火山灰アトラス』,東大出版会
執筆者:町田 洋・竹下 欣宏
参照項目:日本の広域テフラ分布
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

