最新 地学事典 「大隅降下軽石」の解説
おおすみこうかかるいし
大隅降下軽石
Osumi pumice fall deposit
鹿児島湾北部の姶良(あいら)カルデラを形成した入戸(いと)火砕流の噴火に先立つプリニー式噴火によって噴出した降下軽石層。年代は約30,000年前で,噴出物量は約98km3。堆積物分布から推定される噴出中心は現在の桜島火山付近にあり,主軸は東南東の方向にのびている。堆積物は分級のよい白色軽石と少量の火山灰・結晶片・異質岩片からなる。平均粒径は堆積物の下部が上部よりも細かい傾向にある。参考文献:T. Kobayashi et al. (1983) Bull. Volcanol. Soc. Jap., Ser.2, Vol.28
執筆者:鎌田 桂子・下司 信夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

