威鉄砲(読み)おどしてっぽう

精選版 日本国語大辞典 「威鉄砲」の意味・読み・例文・類語

おどし‐てっぽう‥テッパウ【威鉄砲】

  1. 〘 名詞 〙 農作物を荒す猪、鹿、鳥などをおどし追い払うためにうつ空砲威銃。威筒。
    1. [初出の実例]「諸鳥猪鹿等耕作を荒し難儀致し、威鉄炮貸渡之儀願出候はは」(出典:徳川禁令考‐後集・第一・巻三・寛政五年(1793)五月一九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android