婚ひ人(読み)ヨバイビト

デジタル大辞泉 「婚ひ人」の意味・読み・例文・類語

よばい‐びと〔よばひ‐〕【婚ひ人】

求婚する人。言い寄る人。
「その―どもを呼びにやりて」〈大和・一四七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「婚ひ人」の意味・読み・例文・類語

よばい‐びとよばひ‥【婚人・夜這人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 求婚をする人。言い寄る人。
    1. [初出の実例]「かかれば、そのよばひ人どもを呼びにやりて」(出典:大和物語(947‐957頃)一四七)
  3. 夜、女のもとに忍んで行く男。よばいど。よばいおとこ。
    1. [初出の実例]「さらば賭ろくにして勝負を付て夜這(ヨバイ)人二人につたえて」(出典談義本・艷道通鑑(1715)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android