勝負(読み)ショウブ

デジタル大辞泉 「勝負」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぶ【勝負】

[名](スル)
勝ち負け勝敗。「勝負を争う」「一気に勝負をつける」
勝ち負けを決めようとして争うこと。「勝負の世界に生きる」「ここ一番の勝負に出る」「力の差がありすぎて勝負にならない」「実力勝負する」
[類語](1勝ち負け勝敗雌雄しゆう輸贏しゅえい決勝ファイナル/(2戦い対戦決戦対決対局手合わせ競争戦う競合角逐かくちくり合い競技プレーきそ争う張り合う対抗する比べるせめぎ合う渡り合う遣り合う先を争うしのぎを削る火花を散らす敵対向かう突っかかる挑む立ち向かうかかるぶつかる対する相手取る向こうに回す向こうを張る

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精選版 日本国語大辞典 「勝負」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぶ【勝負】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 勝つことと負けること。かちまけ。勝敗。
    1. [初出の実例]「利用礼楽、已有前聞、未勝負、庶詳其別」(出典経国集(827)二〇・白猪広成対策文・策問)
    2. 「勝負の舞などもをかしうて果てぬれば」(出典:栄花物語(1028‐92頃)駒競の行幸)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐喩老〕
  3. ( ━する ) 勝ち負けを決めること。勝敗を決すること。また、その戦い。
    1. [初出の実例]「互に勝負をせんとはやりけれども」(出典:平家物語(13C前)七)
  4. ( ━する ) 特に、ばくちで勝ち負けを争うこと。かけごとをすること。
    1. [初出の実例]「抑来廿日比、勝負経営候。為風流入物非一」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃))
    2. 「双六をうちて目ふる間に五両七両の勝負(シャウブ)せし事」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)三)
  5. よい結果が出るかどうかを決めること。また、その決め手となるもの。
    1. [初出の実例]「平素、ちゃんと食べ、て、あるか、どうかが、勝負ですって、よ」(出典:抱擁家族(1965)〈小島信夫〉三)

かち‐まけ【勝負】

  1. 〘 名詞 〙 勝つことと、負けること。勝敗。しょうぶ。
    1. [初出の実例]「かちまけもなくてやはてむ君により思ひくらぶの山は越ゆとも」(出典:大和物語(947‐957頃)一四七)

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普及版 字通 「勝負」の読み・字形・画数・意味

【勝負】しようぶ

勝敗。

字通「勝」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「勝負」の解説

勝負

池波正太郎の時代小説短編集。1979年刊行。「剣客商売」シリーズ第11作。

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