普及版 字通 「婪(漢字)」の読み・字形・画数・意味
婪
11画
(異体字)
11画
[字訓] むさぼる・おしむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は林(りん)。〔説文〕十二下に「貪るなり」とあり、貪婪の意。また〔杜林説〕として、卜者が相詐験することをいうとする。心部十下に「(らん)は河(かだい)の北にて、貪を謂ひてと曰ふ」とあり、声義の同じ字である。
[訓義]
1. むさぼる、おしむ。
2. 卜いをいつわる。
3. 字はまたに作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕婪 ムサボル・ホタク・カタラフ・フクム
[語系]
婪・lmは同声。同声同義であるから、は別体の字とみてよい。
[熟語]
婪官▶・婪▶・婪索▶・婪沓▶・婪尾▶・婪婪▶
[下接語]
貪婪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報