嫌石灰植物(読み)けんせっかいしょくぶつ

精選版 日本国語大辞典 「嫌石灰植物」の意味・読み・例文・類語

けんせっかい‐しょくぶつケンセキクヮイ‥【嫌石灰植物】

  1. 〘 名詞 〙 土壌にカルシウム分を多く含むと生育が著しく妨げられる植物総称ミズゴケワラビモウセンゴケなど。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の嫌石灰植物の言及

【石灰植物】より

…石灰岩地帯にのみ分布する石灰岩植物という狭い意味で使うこともある。石灰岩地帯にはほとんど分布しない植物を嫌石灰植物calcifugeというのに対して,好石灰植物ともいう。分布のしかたからみて,石灰植物にはイチョウシダ,クモノスシダのように石灰岩地帯には広く分布するが,それ以外ではみられず,石灰岩地帯に限られるものと,イワシデ,ヤマシャクヤクのように石灰岩地帯に多いが他の母岩にもみられるものがある。…

※「嫌石灰植物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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