嫗葛(読み)おんなかずら

精選版 日本国語大辞典 「嫗葛」の意味・読み・例文・類語

おんな‐かずら‥かづら【嫗葛】

  1. 〘 名詞 〙 植物せんきゅう(川芎)」の古名。《 季語・秋 》 〔延喜式(927)〕

嫗葛の補助注記

のちには「女葛」のように理解されたらしいが、「和名抄」などのかなづかいからは、「和字正濫鈔‐三」に「和名に於の字を用たるは女葛(をむなかづら)といふにはあらで、嫗葛(おむなかつら)と名付るゆゑあるにや」とあるのに従うべきである。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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