子宝新田村(読み)こだからしんでんむら

日本歴史地名大系 「子宝新田村」の解説

子宝新田村
こだからしんでんむら

[現在地名]十四山村子宝・子宝新田

西は坂中地さかなかじ新田村、北は馬ヶ地うまがんじ新田村に接する慶安元年(一六四八)開墾小村。「徇行記」によれば、村高二〇〇石余はすべて藩重臣志水甲斐守の給知で、田は一三町三反余、畑は八町八反余。「寛文覚書」に戸数二八、人数一六三とある。「徇行記」は「村中子宝・孫宝ト二区ニ分レリ、高ニ準シテハ戸口多ク、村キリニテハ耕田足ラサルカ故ニ、西蜆新田・大宝前新田・馬ケ地新田・佐古木村・竹田新田アタリノ田畝ヲ承佃スト也、高持ハ只七、八戸アリテ、其余ハ皆無高者小百姓ハカリ也、其内平兵衛トイヘル者頭百姓ナリ(中略)田畝卑湿ノ地ナリ、水潦ハ即宝川ヘ落ル也」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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